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驚異の郵便配達夫、シュヴァルの理想宮
LE PALAIS IDEAL du Facteur CHEVAL


「この岩は、いつの日か、多くのことを語るだろう・・・」



これは寡黙な郵便配達夫、シュヴァルがたった一人で33年かけて造りあげた、理想宮です。 高さ10m、幅14m、長さ14m。シュヴァルは1836年、貧農の子として生れ、パン職人を経て郵便配達夫となりました。ある日配達の途中でつまづいた奇妙な形をした石の美しさに魅せられたのをきっかけに、仕事で毎日30km以上歩いた後、何キロも離れたところから手押し車で石を集めて理想宮を完成させたとされています。シュヴァル、恐るべし。本当か?その、記念すべき最初の石は一体どれ??




宮殿はあらゆる時代のあらゆる建築様式を模しています。いろいろあって、何となくすごいです。 外面の回り階段を上るとテラスになっていて周囲を見渡すことができます。
内部にも入れます。通路は人がやっとすれ違えるくらいの幅です。壁には様々なメッセージが彫られています。


村の郵便局の前には現在、シュヴァルの胸像が建っています。生前は村の人々から奇人扱いされながら、内部の壁に「この岩は、いつの日か、多くのことを語るだろう・・・」という文字を残したシュヴァル。理想宮は1969年には文化財に指定され、現在ではアンリ・ルソーに並び評されるほどの芸術家としての評価を受けている、ということです。シュヴァル、おめでとう。
シュヴァルの理想宮、オフィシャルホームページも御覧下さいませませ。(村上さん、情報提供ありがとう)

アクセス

リヨンの南西、ドローム県のオートリーヴ Hauterives というところにあり、バスかタクシーで行くことができます。 バスはSNCF駅 St-Vallier、または Romansから。St-Vallierからは、3番のバスで所要約50分。 Romansからは12番のバスで所要40分。
レンタカーでも行けると思います。道さえ間違えなければ道路状況はよかったです。空いてるし、道もきれいでした(RomansからHauterivesまでの道)。近くには川とオートキャンプ場があり、きれいなところです。
シュヴァルの理想宮 開園時間:9:00-19:00(4〜9月) 9:30-17:30(10〜11月、2〜3月)10:00-16:30(12〜1月) 休日:12月25日、1月1日 料金:24F TEL:04.75.68.81.19

Qはこうやって行きました!RomansからバスでHauterivesへ

RomansからHauterivesへのバスは週2日、水曜日と金曜日に11:30と16:30の2本、帰りは13:10と17:30の2本です(1998年7月現在)。St-Vallierからもあまりバスはないようです。私は金曜日に11:30のバスで行ったのですが、そこで会った人は「St-Vallierからバスで来ようとしたけれど、今日はバスがないのでタクシーで来た」と、言っていましたから。バスの道中は快適でした。きれいな大型(かな?)観光バスで、冷房もよくきいていたし、何より空いていました。私がバスに乗り込んだのは発車間際で、 おばあさん4人が先頭から2列の左右通路側に座って団らん中でした。道中は皆さん、一生懸命通路側に頭を出して進行方向を見つめていました。「おばあさん4人でオートリーヴへ観光かしら」と思っていましたが、しばらくするとそれぞれ家の前で停めてもらって降りていきました。観光ではなかったようです。終点のHauterivesまで乗ったのは私一人でした。
Hauterivesには12:20着。目の前がインフォメーションでしたが、12:00-13:30まで休憩だったので利用できませんでした。地図くらい置いといてほしい。でも、小さな村なので、歩いてぐるぐるまわっていたらシュヴァルの理想宮へ行くことが出来ました。ここは結構いいよー。思ったより、いい。写真で見るよりいい。ぜひ行ってみてください!


Romansの紹介 地図はこちら

Romansのバス乗り場は、駅を出てすぐ西のPLACE CARNOTというロータリーのようになったところです。バスが何台か停まっている(ことがある)のですぐに分かるでしょう。さらに西側に(たぶん)バス会社のビルがあり、中で切符を買えます。
また、ここには靴博物館 Musee International de la Chaussure があります。シュヴァルの理想宮とのセット入場券はちょっぴりお得。17〜19世紀にかけて建てられた修道院を利用したというこの博物館の内部は、他の観光客がいないと、ものすごい怖さです。ぜひ一人で訪ねてみて。古い靴や衣服、昔の靴作りの道具など、怨念のこもっていそうな物がたくさん。特に、肖像画が並んだ真っ暗な広い部屋に、人が足を踏み入れると「カチッ!」と大きな音がして自動で部屋の明かりがつく、省エネシステムが恐ろしかったです。映画、タイタニックレオナルド・ディカプリオがはいていた靴も展示されています。
街の中心部にある時計塔は15世紀から時を刻み続けているそうです。てっぺんの兵隊さん(?)の人形がかわいらしい。


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